顔面神経麻痺のハリ治療について
当院のハリ治療
当院では毎年5千件以上の耳鼻咽喉科疾患のハリ治療を行い、特に 耳鳴り・突発性難聴・顔面麻痺・メニエール病 についてこれまでの経験に基づき、それぞれの患者さんの状況に合わせたハリ治療を行っています。
当院の診療内容の一覧は、»「診療内容」のページ をご覧ください。
このページでは「顔面神経麻痺」のハリ治療についてご説明します。
顔面神経麻痺の症状
ある日突然、顔の片側が腫れぼったくなった
片方の瞼が閉じない・・・そんな症状は顔面神経麻痺かもしれません
他にも、水を飲もうとすると口からこぼれる、鏡を見ると顔が歪んでいるなどの症状で顔面神経麻痺に気付く方が多くいらっしゃいます。
顔面神経麻痺の原因
その代表的な原因として「ベル麻痺(全体の60~70%)」と「ハント症候群(全体の10~15%)」が挙げられます。
どちらも体内に潜むウィルスの再活性化が主病因とされ、過労や睡眠不足などにより一時的に免疫力が低下した時に生じます。それにより顔面神経に炎症が起き、浮腫が生じます。
顔面神経が脳から顔の表情筋に向かう途中の頭蓋骨の狭い穴の中でこの浮腫が起きると、神経が圧迫され損傷し、顔面にある表情筋の麻痺や場合により味覚障害、涙や唾液の分泌低下、音の響きなどの症状を発生します。
顔面神経麻痺の治療
この顔面神経麻痺に対し当院のハリ治療では、患者さん一人ひとりの問診と顔面表情筋の運動評価スコアーにより麻痺の状態の確認を十分に行い、それぞれの症状に合わせたハリの太さ、刺入角度、刺入深度を考え、
1.顔面の表情筋の緊張緩和により筋の拘縮を改善する。
2.耳の周囲の循環を改善し神経の浮腫を軽減する。
3.全身状態を改善し、免疫力、治癒力を高める。
ということを主な目的として行います。
顔面神経麻痺は人口10万人に対し、年間発症数が20~30人と言われる珍しい疾患ですが、当院の院長は20年余りの臨床経験の中で、のべ1万件を超える治療を行い高い効果を上げております。また、治療には痛みを感じにくい特殊なハリを使用し、痛みも最小限に抑えられています。
Y・Nさん(60代女性)よりいただいた感想
右顔面神経麻痺・ハント症候群
通院期間:5カ月半 治療回数:26回
67歳 女性
ハント症候群を発症して4ヶ月が経過したところにハリ治療を始めました。
症状としては顔面麻痺、味覚障害、めまいがありました。大学病院でも重症と診断されておりましたので、少しでも良くなればと思い週に1回のハリ治療を始めました。
3ヶ月を過ぎた頃には顔面麻痺も少しずつ良くなり現在では初対面では分からないほどに回復しております。味覚障害も麻痺と同様に回復しておりますので、本当にハリ治療をして良かったと思います。
その他の顔面神経麻痺患者さんの感想
その他にも多くの声をいただいています。
»「耳鳴り患者さんの声」のページをご覧ください。